■設立経緯
2018年頃より当会理事の王氏(現在日中理事)と、関東最大の歯科医療法人マハロ会・理事長上村氏(当会理事長)が知り合うことにより、
中国の若手ドクターたちへ向け、日本の予防のシステム勉強会がスタート、その後医療研修ツアーへ。
月1回10名程度の医療研修を実施するようになりました。
その研修を通じて、中国の歯科医療事情をやり取りする限り、上村理事長は危機感を持って、前向きな歯科医師が増えている現状に触れていきました。
その後の流れで協会を設立することになり、
上村理事長も中国へ何度か行くようになり、中国の歯科治療状況も目にし、中国に予防歯科治療を根付かせるために活動を行っていく想いを強くする用になった次第です。
■中国の歯科事情
現在の中国国内、国民のう蝕(虫歯)罹患率が98%、しかし治療率は8%。
日本の高度成長期のような状況であります。
中国は経済が発展し、食生活が豊かになり、伴って虫歯ができる率は上がり、環境問題や医療事情が追いついていない状況です。
その病巣にアプローチするには日本同様「予防歯科治療」の普及が急務であり、現状ではについて全く啓蒙されていない状況の中、中国国民の口腔内環境に大変問題を感じております。
■理事長上村より
「まさに痛くならなければ歯科医院には行かない」
これでは一向によくなりません。
毎月若手の歯科医師が日本へ足を運び、予防歯科治療について講義していくにつれ、友情も芽生え
中国も日本同様インプラント治療に走っている現状に、若手の先生も疑問を持ち始めている事も知りました。
日本でさえ予防歯科はまだまだこれから、
ましてや中国はもっと予防歯科的感覚は薄い状態。
中国を市場としてみるのではなく、まずは耕し、種を植えていかなれば何も始まらないのではないでしょうか?
一般社団法人日中友好予防歯科協会の始まりは、まさにキックオフなのです。